IT業界は他業界よりも転職回数が多いとはいえ、転職回数が気になり踏み出せない人も多いはず。
「なぜ転職が当たり前か、選考に影響しないか」を理論的に把握できれば、不安も払拭するでしょう。
そこで、今回はIT業界における転職回数や当たり前と言われる理由をさらに細かく解説していくので参考にして下さい。
【当記事の執筆・運営者】
当メディアは、求人広告代理業・人材関連サービスを展開する株式会社hitocolorが執筆・運営しています。
株式会社hitocolorは、厚生労働省【有料職業紹介事業許可】【労働者派遣事業許可】取得企業です。
転職・人材分野の豊富な実績と知識を持つ弊社が、転職を考える皆様に有益で正確な情報をお届けしてまいります。
【この記事の監修者】
株式会社hitocolor
代表取締役社長 鈴木けんすけ
2016年9月、株式会社hitocolorに参画。2020年4月より、代表取締役社長に就任。
「働くことにワクワクする社会」を追求し、
求人広告代理店事業・有料職業紹介事業の展開、転職サイト・自社オウンドメディア運営など、人材に関わるさまざまなサービスを提供している。
1980年(昭和55年) 神奈川県出身
2000年4月 株式会社アールケイエンタープライズに入社
2006年2月 個人事業主としてBtoC事業運営
2012年3月 KDDI株式会社に入社
2016年9月 株式会社hitocolorに参画
2017年6月 同、執行役員に就任
2018年4月 同、取締役に就任
2019年4月 同、常務取締役に就任
2020年4月より、当企業代表取締役社長に就任。
【会社HP】
株式会社hitocolor
Contents
ITエンジニアの転職は当たり前なのか?
そもそもIT人材は市場価値が高く、転職難易度が比較的低いため、転職が当たり前になっています。
【転職難易度が低い理由】
- 開発スキルは専門性が高く、誰でも習得できるわけではない
- 学歴不問・スキル重視の採用を行う企業が多い
- 開発技術は共通のスキルなので他社でも活躍しやすい
- IT人口が極めて少なく、各企業が必要としている
そもそも開発スキルやIT知識の習得は容易ではありません。
さらにITに関する知識は基本的に世界共通なので、どの会社でも応用が効きます。
デジタルの発展とともに、毎年多くのIT企業が設立されるなど成長は留まりません。
少ないIT人材に対して多くの企業が人を必要とし、需要と供給のバランスが崩れている傾向。
結果的に約22万人のIT人材が不足しているのが現状です。
そのため、企業側は転職回数をさほど気にしていないでしょう。
(参考:経済産業省「平成 30 年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(IT 人材等育成支援のための調査分析事業)」より)
25歳〜34歳の転職市場が特に活発化している
IT業界では特に若手~ミドル層の需要が高いです。
事実2019年~2020年にかけて25~30歳で、転職を成功させたIT人材の人数が6.4%上昇しています。
(参考:doda「年代別転職のポイントも解説!コロナでどう変わった? 転職成功者の年齢調査【最新版】」より)
まず、若手層は経験のある20代として市場で求められる存在です。
人材が足りていないIT業界であれば、「若いのにスキルがある」と欲しがる企業も多いでしょう。
企業にもよりますが30代前半から管理職に昇進する人も多いです。
(参考:リクナビNEXT「管理職VS専門職「30代の分かれ道」を給与で比較」より)
そのため、IT人材は30歳がある種の分かれ道。
自分のキャリアに合わせ転職という選択肢を取る人も少なくありません。
IT業界で「転職は当たり前」転職しやすい理由
IT業界で転職が当たり前と言われるのは、大きく分けて以下3つの項目が理由です。
需要が多く売り手市場だから
まず第一にIT業界は売り手市場を極めています。
求人倍率は9.68倍と全職種中で最も高い数値です。
(参考:doda「転職求人倍率レポート(2021年7月)」より)
IT業界で働くには最新技術やテクノロジー全般の知見、開発スキルなどが必要。
自ら学ばなければならず、難易度も決して低くはありません。
とはいえ、IT人材を求める企業が多い一方、応募者が少ないのが現状。
そのため、転職回数による不利益が発生しにくいです。
上記のことはIT人材も周知の事実なので、結果的に転職が当たり前となっています。
転職で年収が上がることが多いから
IT業界ではスキルがあれば年収が上がるケースが大半です。
ただ、一部企は昔から続く年功序列による給与体系が残っています。
IT業界では同じスキルを持っていても、所属する企業で大幅に年収が変動することが珍しくありません。
技術はあるものの昇給が少ない会社に所属していた方が、勢いのあるベンチャー企業に転職して年収が上がるケースもあります。
IT業界では年収アップが狙いやすいことから、同業他社や同規模企業への転職も多いです。
業界をまたいで活躍できるスキルが身につくから
最後のポイントは、一度身につけたスキルが応用できる点です。
IT業界と言っても半導体やWEB、ネットワークサーバーの開発など種類は多種多様。
エンジニアであれば開発スキル、セールスであれば営業力といったそれぞれの職種に帰属するスキルは存在します。
開発言語をマスターすれば、環境問わず技術の応用が可能です。
さらに、プロジェクト管理の経験があれば予算組や人員の確保などがスムーズに行えるでしょう。
業界が変わったとしても同じITサービスを取り扱う以上、他の業種や企業に転職をしてもすぐに力を発揮できるというわけです。
IT業界の転職事情|何回目から「転職しすぎ」と言われる?
転職が当たり前と言われるIT業界でも、一定の目安回数は存在します。
IT業界の平均転職回数
IT業界において、年齢別の転職回数は以下の通りです。
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | |
転職回数:0 | 76.1% | 45.4% | 41.9% | 44.4% |
転職回数:1 | 18.8% | 23.9% | 18.3% | 23.5% |
転職回数:2 | 2.0% | 17.9% | 18.3% | 17.3% |
転職回数:3~ | 4.0% | 12.8% | 21.5% | 14.8% |
(参考:アールストーン「エンジニアの転職回数は採用に影響する?実は強みにもなる!?」より)
特徴としては30代以降の3回目以上の転職回数が極めて多いです。
他の職種であれば転職回数が3回となると多いとみなされます。
しかし、IT業界に関してはその通りでありません。
プロジェクトリーダーを勤めることが多い40代に関しては、5人に1人が3回以上の転職しています。
IT業界における転職回数の許容範囲
年代別許容される転職回数の目安は以下を参考にして下さい。
- 20代:1回
- 30代:1~2回
- 40代:3回
- 50代:3回
平均回数から見ると4回目からやや不利になる傾向です。
ただ、年齢とスキルによるため一概にはいえません。
人事側は30~40代に関しては「転職回数は選考に影響しない」との回答が最も多い結果に。
(参考:doda「ITエンジニアの転職回数は選考に影響する?平均的な回数は?」より)
20代で転職回数が3回以上を超えていると、やや転職回数が影響する傾向があります。
プロジェクトへの任命が少ない、一つの開発言語をマスターしきれないためです。
ミドル層以上に関してはスキル次第でカバーできるでしょう。
「未経験歓迎」の求人も増加傾向
IT業界は最も求人倍率が高いため、未経験者を積極的に採用する企業が増加中です。
即戦力ではないものの人材が必要なIT企業は、教育前提で未経験者を採用しています。
未経験者採用率は24.4%と、4社に1社は未経験からでも挑戦できるでしょう。
(参考:type「【2021年2月】ITエンジニア採用のための最新動向情報!企業の採用状況・求人倍率・転職者の応募状況まとめ」)
特に20代であれば吸収力の高さや今後のキャリアが長いため、内定を獲得しやすいです。
30代でも人数が多く教育体制の整っている中小企業であれば未経験でも挑戦できます。
興味があるなら積極的にIT企業へ挑戦すると良いでしょう。
リーマンショック以降のIT転職市場の景気、変化
リーマンショックの翌年2009年12月時点で、落ち込んでいたIT業界の求人倍率が半年ぶりに1倍を超えました。
リーマンショックがあった2008年の「IT人材の雇用者数」は約420.3万人でしたが、その後は400万人前後を推移。
ただ、人数が減り飽和しているわけではありません。
その後成長を続け現在の求人倍率が9.68倍ということからもわかるように、IT人材が欲しくても十分な人数が確保できていない状況が続いています。
今後のIT人材不足の予想値からも、未経験からIT業界を目指しやすい市場が予想されます。
年 | 不足予想人数 |
2022年 | 約33万人 |
2023年 | 約34万人 |
2024年 | 約35万人 |
2025年 | 約36万人 |
2026年 | 約38万人 |
2027年 | 約40万人 |
2028年 | 約42万人 |
2029年 | 約43万人 |
2030年 | 約45万人 |
(参考:経済産業省「平成 30 年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(IT 人材等育成支援のための調査分析事業)」より)
コロナ禍はIT転職にどう影響する?
最後にIT転職とコロナの関係性ですが、大きく影響はありません。
前述の通り人材不足が問題のIT業界にとって、コロナ流行後に応募者が増えていることは追い風です。
結果的に多くの企業が採用強化や間口を増加。
むしろ転職難易度はやや下がったといえるでしょう。
ただ、応募者が増えたことで相対的に選考突破の倍率は高くなります。
徹底した事前対策や企業研究は欠かせません。
年代別|ITエンジニアの転職難易度
転職回数が多いとされるIT業界ですが、難易度は年代により異なるので要チェック。
それぞれ詳細と、転職のポイントを合わせて解説していきます。
20代:未経験でもポテンシャル採用が狙える
20代ですが未経験からIT業界へも挑戦できるため、転職難易度は高くありません。
即戦力の採用が難しければ、ポテンシャル採用を展開しています。
即戦力にはならないものの、教育・研修を重ねることで将来戦力になれるポテンシャルを秘めた人を採用すること。
主に今後の長いキャリアが期待できる20代を中心に行われる。
育成前提で考えるため、20代が最もポテンシャル採用を受けやすいです。
また、経験があれば「若くてスキルがある」人材なので、なおのこと市場価値は高まります。
20代は経験の有無を問わずIT業界への転職がしやすいです。
迷っているのであれば積極的に挑戦すると良いでしょう。
30代:実務経験が求められることが多い
30代の場合、経験者であれば転職難易度は高くないのが現状。
20代のIT人材の平均年収が361万円であることに対し、30代は502万円と大きく跳ね上がります。
(参考:doda「平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報) 【最新版】」より)
もちろん、それに見合うだけの責任や技術力も必要です。
市場では未経験のIT人材も増えていることから、後続を指導できる教育力も求められます。
開発の基礎や設計書の読み方、プロジェクトの進め方などを若手に教えられる30代の市場価値は高いです。
上記の能力は10年前後の実務経験があれば身につくため、IT経験者の転職は難しくないといえます。
ただ、30代で未経験だとやや転職難易度が高まるので、要検討しましょう。
40代以降:即戦力を前提とした管理職候補
最後の40代ですが、プロジェクトリーダーの役割を担える実績があれば転職回数に限らず転職ができます。
プロジェクトマネージャー試験の合格者を見ても、平均年齢が39.6歳であることから管理職として迎え入れたい企業が多いです。
(参考:独立行政法人情報処理推進機構「情報処理技術者試験・情報処理安全支援士試験の統計情報、平均年齢」より)
そのため、一人でコードが書けることは大前提として、チームやプロジェクトをリードできる人材であれば市場価値は高まります。
逆に40代未経験だと転職難易度は相当高くなるため、希望条件の見直しなどが必要です。
転職回数の多いIT人材を有利に!成功させるコツ
ここからは、転職回数が多い人でも選考をスムーズに進めるコツを解説します。
ポジティブな転職理由・志望動機を作る
まず最初に大切なことは、良い印象を与える転職理由・志望動機の作成です。
絶対に避けるべきなのが、「前職の評判を下げる」ことなので注意して下さい。
また、IT企業は同じ開発言語、似たようなサービスを展開している企業が多いです。
そのため、応募した企業ならではの理由を差別化することが求められます。
- この企業が同業他社よりも魅力的である部分
- 他社では取り扱いがないサービスを開発している
- 代表や経営層、会社のビジョンに深く共感している
特に転職回数が多い方は場合、差別化は必須。
「同じような会社にまた転職するのでは?」と警戒されることも珍しくありません。
もちろん開発実績といったスキル面のアピールも大切です。
ただ、経験者であれば応募先企業の社風などもしっかり理解しておきましょう。
印象のいい志望動機作成例
転職回数が多いIT人材に向けて、2つの志望動機作成例を記載しています。
現在SaaSの開発を行っていますがその前はアプリ、WEB、ネットワークと様々な領域で開発を行ってきました。ただいずれも共通して「利用者の生活を豊かにする」ことを目標としてきました。参加したプロジェクトが多い分、多分野に渡る知識とスキルが身についたので、貴社でその力を活かし、より多くの人がデジタルの恩恵を受け住みやすい社会を作りたいと思っています。
現職と合わせ、合計4社の会社を経験してきました。2社目以降はいずれも新規プロジェクトのマネージャーとして企業が掲げるビジョンを達成すべく現場のメンバーと力を合わせ、プロダクトのセールスに取り組みました。そこで私は0から1を作り世の中にリリースするスキルが身についたと思っており、この度貴社の新規事業の幹部候補を希望いたしました。
正しい企業研究を行う
次に転職先の企業を十分に知る必要があります。
- 新卒などの生え抜きを過度に評価していないか
- 年功序列の風習が強くないか
- メンバーの転職回数が極端に少なくないか
新卒というだけで過度に大切にされたり、転職を経験せずに居続けている社員のみが上層部を固めていたら注意しましょう。
このような特徴がある企業は、「長期間の勤続が美徳」という文化を持っています。
結果的に年次による昇給形態により、転職回数の多さがデメリットになることも。
転職先の企業が転職回数を気にせず、実力で評価しているかを事前にチェックすべきでしょう。
成長性の高い業界を選ぶ
中長期的に成長が見込める企業を選ぶことも、重要なポイントです。
以下の業界は主に成長が見込めるため、把握しておくと良いでしょう。
- 半導体
- AI・IoT
- e-スポーツ
- Saas
現時点でIT人材の人口が不足しているため、成長し拡大する業界はさらに人手が足りなくなります。
また、即戦力が必要になるため、転職でどんどん人材を追加することは当たり前。
転職回数が多いことが不利に働きにくいです。
転職エージェントを活用する
最後のポイントが最も重要で、IT業界に特化した転職エージェントを利用することです。
転職が当たり前となっているIT業界でも、スキルや適切な転職理由がないと転職活動は難航します。
転職エージェントでは、転職回数の多さがデメリットにならないように細かいアドバイスを受けることが可能です。
- 採用担当に響く志望動機の作り方
- マイナスにならない転職理由の書き方
- 面接対策やよくある質問の研究
何度も転職を成功させているとしても、質の高いサポートが受けられるため、利用するのがおすすめです。
転職回数の多いITエンジニアにおすすめの転職エージェント3選
ここでは、転職回数が多いITエンジニアへおすすめのサービスを3つ厳選しました。
それぞれの特徴を詳しく紹介するのでぜひ参考にしてください。
レバテックキャリア:高年収のハイクラス求人が多数
(出典:レバテックキャリア公式HP)
転職が当たり前になっているIT人材には、まずレバテックキャリアがおすすめです。
レバテックキャリアの特徴として高年収求人、ベンチャー企業の多さが挙げられます。
前提として年収が高い求人は求められるスキルが高いため、転職回数よりも実力が優先的に評価される傾向が強いです。
また、ベンチャー企業の取り扱いが多く、中途採用で即戦力が必要な企業が多数あります。
転職を繰り返しスキルに自信がある人であれば、レバテックキャリアも利用してみると良いでしょう。
次の会社で5社目ですが、レバテックキャリアを利用しスムーズに決まりました。スタートアップ企業の新規事業のマネージャーを紹介してもらい、前職のスキルが最大限活かせる開発環境だったので、希望条件で転職ができました。
Kさん 東京都 30歳 男性
年収アップを目標に今の会社に転職しましたが、思ったほど上がらず、再度転職を決意しました。レバテックキャッリアのコンサルタントさんに聞いたところ、思いのほか市場価値が高かったようで、希望年収より少し上の企業へ転職できました。
Uさん 埼玉県 28歳 男性
\IT・WEB業界転職NO.1 /
レバテックキャリア公式サイト
https://career.levtech.jp/
ギークリー:WEB・ゲーム領域に強い
(出典元:ギークリー公式HP)
ギークリーはWEB・ゲーム業界の管理部門求人を多く取り扱っています。
求人特集欄に「管理部門求人特集」「年収700万円以上求人特集」がある点がメリットです。
求められるハードルが高い分待遇が良く、転職を繰り返しスキルがあるIT人材であれば選考を突破できるでしょう。
また、注目企業には大手企業の求人が多く取り揃えられています。
転職難易度が高い企業を目指す人もコンサルタントのサポートを受ければ、選考を突破できるでしょう。
中小やベンチャーを中心にいくつかの会社で働きましたが、今後のことを考え大手企業への転職を検討していました。正直転職回数が多く不安がありましたが、担当者さんが熱心にサポートしてくださり、希望通り大手企業への入社が決まりました。
Kさん 大阪府 33歳 男性
前職ではなかなかチームを持てず管理職になれなかったので、ギークリーを利用して転職しました。管理職になりたいと伝え求人を集めてもらい、その中から希望の企業が見つかり満足しています。
Iさん 兵庫県 27歳 男性
https://www.geekly.co.jp/
ワークポート:OJT完備の優良求人が豊富
(出典:ワークポート公式HP)
ワークポートは特に、IT業界未経験に向けておすすめのサービスです。
OJT制度ありの企業で絞っても約2,700件と多いため、20代など若いうちから転職が当たり前となっているIT人材も利用しやすいでしょう。
また、多くの企業が未経験者や若手をターゲットとしているため、ポテンシャル採用が前提となっています。
スキルや経験に不安がある人でも、選考を突破できる確率は高いでしょう。
新卒で入った会社でうまくいかず、その後何社か転職を繰り返していたので、なかなか内定をもらえませんでした。そこでワークポートを頼ってみたのですが、どうすればマイナスな印象を持たれないかなど、適切なアドバイスがもらえ、内定を勝ち取れました。
Kさん 神奈川県 26歳 女性
IT業界への転職を元々希望していましたが、経験が浅く心配なことも多かったです。しかしワークポートのコンサルタントさんが、きちんと研修制度の整っている会社を紹介してくれたので、不安を最小限にして転職ができました。
Sさん 兵庫県 25歳 男性
\ IT業界トップクラスの求人数! /
ワークポート公式サイト
https://www.workport.co.jp/
ITエンジニアの転職失敗談からわかる後悔しない転職方法
転職を成功させるために、実際にIT業界への転職で失敗した体験談を確認するといいでしょう。
それぞれの詳細と、後悔しないための対応策を合わせて解説していきます。
短期間で転職を繰り返してしまった体験談
IT企業の転職が当たり前と真に受け、短いスパンで転職をして後悔した例です。
スキルを身に着けたく、2年間で3社経験しました。いまいち自分と合わず転職をしようと次を探しましたが、どうも採用担当がここ2年間に関して深堀りをしてきて、思うように面接が突破できません。
Kさん 26歳 北海道 男性
転職が当たり前といえど、実績があってある程度の期間はプロジェクトを遂行していることが前提です。
数年のうちに何社も経験している、プロジェクトを途中で抜けて実績がないようでは内定獲得も簡単にはいきません。
転職をするときは目先の状況にとらわれず、「中長期的にどんなIT人材になりたいか」「どのような技術を身に着けたいか」などキャリアビジョンをたてると良いでしょう。
転職の軸が定まらず転職を繰り返すと、転職難易度はどんどん上がり続けます。
ブラック企業に入社してしまった体験談
次に入社できた企業がブラック企業で後悔したケースです。
なかなか転職が決まらない中、1社面接中に内定を言い渡されました。他の企業に落ちていたためその場で承諾しましたが、サービス残業当たり前、休日出勤常態化のブラック企業と、入社してから気づきました。
Oさん 大阪府 24歳 女性
企業研究を怠ってしまうとブラック企業が見抜けないため、徹底して事前対策して下さい。
人材不足が続くIT業界では、特にブラック企業の噂が広まり同業者からの応募も少ないです。
未経験からIT業界へ転職する場合、以下の項目を確認することでブラック企業を回避できます。
- 常時大量の採用を行っていないか
- 同年代の離職率が高すぎないか
- プロジェクトに対して十分な社員数がいるか
転職エージェントを利用しアドバイスをもらう、IT企業に努めている企業に相談するなど、対策を忘れないようにして下さい。
成長性のない業界に入ってしまった体験談
最後のケースは、成長性がない業界に入って後悔した体験です。
憧れのテレビ業界でエンジニアとして就職しましたが、思いのほか給与が上がりません。テレビ離れが進んでいるとは聞いていたものの、どうにかなると思っていましたが、やはりここから他の業界のように稼いでいくのは難しいかもしれません。
Mさん 神奈川県 28歳 女性
IT人材が不足しているためどの業界も目指せますが、だからこそ業界選定は欠かせません。
デジタルに関しては成長だけではなく、衰退も早いです。
同じビジネスモデルでも数カ月後には衰退を始める企業も珍しくありません。
また、転職が当たり前とはいえ、あまりにも短期間で転職をしてしまうとマイナスイメージが付いてしまうでしょう。
業界の過去5年の総売上を確認し、横ばい状態にない業界を選択することを推奨します。
ITエンジニアの転職にまつわるQ&A
最後に、ITエンジニアの転職にまつわるQ&Aをまとめています。
ITエンジニアは資格よりも実務経験を優先させるべき?
実務経験を優先させるのがおすすめです。
もちろん資格があると転職が有利になるケースもあります。
ただ、実務経験でアウトプットをし、実績を付けたほうが即戦力として戦えるでしょう。
また、実務経験があれば自分の学びにもなり、給料が発生する点もメリットです。
資格の勉強と同じ時間が取れるのであれば、企業での開発に注力するほうが良いでしょう。
女性のIT人材は転職に不利?
IT業界の転職において、男女差はありません。
ITスキルが優先され、肉体労働がないため性別がデメリットになりづらいです。
業界のエンジニア割合において女性が25%と少ないため、男女比率を気にする企業も一定数あります。
同一のスキルを持った応募者と1つの採用枠を争うのであれば、女性であることがメリットになるケースもあるでしょう。
人間関係に関する悩みで転職するのもアリ?
もちろん、人間関係で疲れを感じ転職をする人もいます。
重要なのは、協調性がないという印象を与えないことです。
IT業界はチームで開発を行うシーンが非常に多いため、協調性がなく転職を当たり前だと思っていては内定が取れないでしょう。
転職理由を伝える際には、スキルアップや夢の実現など別の要因にすり替えることを推奨します。
50代のITエンジニアは転職が難しい?
IT業界の経験があり、マネージャーを任せられるスキルがあれば、50代エンジニアでも転職はできます。
ただ、管理職の平均年齢が約40歳であることから、単にリーダーシップが取れるだけでは足りません。
将来の幹部候補となる年齢なので、経営側のビジョンに対する共感やチームリーダーたちをまとめられる力も求められます。
【50代のIT転職で求められる能力】
- 部署単位をマネジメントする能力
- 会社の将来がかかるプロジェクトをリードする能力
- 新規事業の立案や、撤退を判断する能力
フリーランスになると年収が上がるって聞いたけど?
年収が上がる人もいますが、一概にはそうとは限らないのが実情。
フリーランスにあると各種保険や必要経費など、すべての出費を自分で賄わなければなりません。
また、厚生年金からも外れるため、長い目で見ると生涯収入が会社員より低いことも。
1ヶ月で80万円ほど案件を受託し、開発できるスキルがあれば年収は上がります。
企業所属時代と同程度の収入だと、トータルで見てマイナスになるケースが多いです。
もしも会社員とフリーランスで迷った場合は、以下の項目を確認して下さい。
- 年金・各種保険・経費を払っても会社員時代の収入を超えられるか
- 継続的に依頼をくれるクライアントが複数社いるか
- 新規クライアントを自力で獲得する営業力があるか
- 経理・税金周りを自分で出来るか
結論:IT業界は転職回数よりスキルが重要!
IT業界で転職が当たり前になっているのは、回数よりもスキルが重要視されるからです。
転職回数が多い人でも、確かなスキルがあれば多くの企業から歓迎されます。
ただ、軸が定まっていない状態で転職を繰り返していると、採用担当にマイナスイメージを与えかねません。
もしも転職回数が多いことに不安があるのであれば、自分のスキルを一度見つめ直すことも大事。
必要とされている企業を目指して、転職に踏み切ってみると良いでしょう。
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資本金 | 10,000,000円 |
事業内容 | 求人広告代理店事業 有料職業紹介事業 自社メディア・コンテンツ運営 |
許認可番号 | 【有料職業紹介事業許可番号】13-ユ-310482 【労働者派遣事業許可番号】派 13-314487 【プライバシーマーク登録番号】第21004576(01)号 |
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