「別の仕事に転職したいけど退職理由の伝え方がわからない…」
「他の看護師はどんな理由で転職をしているんだろう?」
とお困りの看護師の方必見です。
今回は看護師の転職理由別に、退職理由・転職理由を面接官へ適切に伝える方法を紹介します。
円満退職に向けた現職への伝え方も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
【当記事の執筆・運営者】
当メディアは、求人広告代理業・人材関連サービスを展開する株式会社hitocolorが執筆・運営しています。
株式会社hitocolorは、厚生労働省【有料職業紹介事業許可】【労働者派遣事業許可】取得企業です。
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【この記事の監修者】
株式会社hitocolor
代表取締役社長 鈴木けんすけ
2016年9月、株式会社hitocolorに参画。2020年4月より、代表取締役社長に就任。
「働くことにワクワクする社会」を追求し、
求人広告代理店事業・有料職業紹介事業の展開、転職サイト・自社オウンドメディア運営など、人材に関わるさまざまなサービスを提供している。
1980年(昭和55年) 神奈川県出身
2000年4月 株式会社アールケイエンタープライズに入社
2006年2月 個人事業主としてBtoC事業運営
2012年3月 KDDI株式会社に入社
2016年9月 株式会社hitocolorに参画
2017年6月 同、執行役員に就任
2018年4月 同、取締役に就任
2019年4月 同、常務取締役に就任
2020年4月より、当企業代表取締役社長に就任。
【会社HP】
株式会社hitocolor
Contents
- 1 看護師退職理由ランキング<面接での伝え方・例文>
- 2 看護師の退職理由・転職理由を採用担当者へ伝える際のポイント
- 3 看護師の退職理由・転職理由を現職場に伝える際のポイント
- 4 転職動機の作成に悩んだら転職エージェントがおすすめ
- 5 看護師におすすめの転職エージェント3選
- 6 看護師の転職理由に関するQ&A
- 7 看護師の転職は退職・転職理由を工夫して面接を有利に進めよう!
看護師退職理由ランキング<面接での伝え方・例文>
まずは看護師に多い退職理由について、ランキングで見ていきましょう。
※タップで詳細ページへスクロールします。
※表は横にスクロールできます。
前職場の退職理由 | 割合 |
1位:結婚・出産・育児のため | 39.8% |
2位:他施設へ興味が出たため | 15.1% |
3位:人間関係がよくないため | 12.8% |
4位:超過勤務が多いため | 10.5% |
5位:通勤が困難なため | 10.4% |
6位:休暇が取れないため | 10.3% |
7位:夜勤の負担が大きいため | 9.7% |
8位:責任の重さ・医療事故の不安があるため | 9.6% |
9位:本人の健康問題のため | 8.6% |
10位:給与に不満があるため | 8.0% |
ランキング外:スキルアップのため | 4.4% |
ランキング外:教育体制が充実していないため | 3.7% |
(引用:厚生労働省|看護職員就業状況等実態調査)
結婚・出産・育児によるライフプランの変化が第一位を占め、職場環境のストレスに関連する理由がいくつかランクインしていることがわかります。
当てはまる項目がある方は、採用側に転職理由を伝える方法をぜひ参考にしてください。
1位:結婚・出産・育児のため
看護師の退職理由として最も多いのは、結婚・出産・育児などのライフプランの変化によるものです。
これらは他の職種においても女性の人生における大きなターニングポイントであり、実際にこれを機に自身のキャリアプランを見直すという方が少なくありません。
採用側が見ている点
実際に転職活動において求職者から上記の退職理由を告げられた際、採用担当側が懸念するポイントは以下です。
- 結婚・出産・育児による退職以外に隠された退職理由はないか
- 何故前の職場で復帰をしようと思わず退職する道を選んだのか
- 子どもの都合で急に休むことがないか
転職理由の伝え方・例文
結婚・出産・育児が理由の場合は、今後のキャリアプランを採用担当へ共有して「この人なら雇っても大丈夫そうだ」という安心感を与えることが大切です。
また子育てに関しては、家族からできる限り協力してもらえる旨を伝えておくことも効果的。
以下はOKバージョン・NGバージョンの回答例です。
- 結婚後の新居が家庭の都合で前職の勤務地と離れてしまったことで転職しようと思ったから
- 家庭との両立で夜勤のない日勤のみの働き方に変えたかったが前の職場では難しかったから
- 家庭との両立がしたいため残業のない職場で働きたいと思ったから
- 子どもの都合で病気や怪我などがあった場合は必ず休める職場に転職したいと思ったから
2位:他施設へ興味が出たため
現在勤めている施設とは異なる施設で働きたいがために、転職を検討している方も目立ちます。
ただし他施設への興味が出た理由には、ポジティブなものからネガティブなものまで様々。
たとえネガティブな原因が転職の引き金となっていたとしても、採用担当者へポジティブに伝えられるかがポイントです。
採用側が見ている点
転職理由が興味本位ではないことを証明するために、目標が新しい施設でなければ達成できない具体的理由を説明できるようにしておきましょう。
他施設への興味が出たという転職理由から採用側が懸念するポイントは主に以下のつです。
- 新しい施設で生かせる即戦力があるのか
- 何故新しい職場での挑戦をしたいと思ったのか・必要なのか
転職理由の伝え方・例文
他施設への関心を持ったきっかけは、具体性を持ちポジティブに変換することが大切です。
以下で面接に役立つ回答例を紹介するので参考にしてください。
- より患者さんと近い距離感で看護ができる職場で働きたいと思ったから
- 前の職場ではできなかったポジションや業務に挑戦したいと思ったから
- 前の職場に飽きてしまったから
- なんとなく新しい環境に身を置きたかったから
3位:人間関係の相性が合わないため
他の職種同様看護業界においても、人間関係によるストレスが原因で転職する方も少なくありません。
転職理由としてかなりメジャーですが、ネガティブに受け取られてしまうので転職活動の際は注意が必要です。
採用側が見ている点
実際の転職理由が人間関係の悩みだった場合、正直に話さず別の理由を作ってしまうという方が多くいます。
しかし中には同じ失敗を繰り返さないためにも「人間関係を重視していることを採用側へ伝えて認識の相違を無くしたい」と思っている方もいるでしょう。
人間関係を理由とした転職理由を告げられた際、採用側は以下に注目しています。
- どのような状況で人間関係の問題があったのか
- 関係・状況改善のために努力できていたのか
転職理由の伝え方・例文
退職理由が人間関係の場合は「こういう理由で人間関係が悪かったので転職しました」で終わらせるのではなく、関係を改善する為にどう行動したのかを説明しましょう。
そうすることでただ単に人間関係が嫌で退職したのではなく、「自分でできる限り行動した上で今後のキャリアのために退職した」と安心してもらえます。
また前職の会社や他人の悪口を話さないことも心がけましょう。
- コミュニケーションをとって慎重に仕事を進めたかったので、職場環境や関係性を改善しようと実際に○○などの行動を起こしたが達成できなかったから
- 職場内の風通しが悪いことが実際に○○といった仕事内容に影響してしまい、今後自分が叶えたい○○のキャリアプランの実現が厳しそうと判断したため
- コミュニケーションをとってくれない環境に嫌気がさしたから
- 上司が意地悪で嫌いだったから
4位:超過勤務が多いため
休日出勤・時間外労働が多くワークライフバランスが取りにくいというのも、看護師の方が転職を決意される大きな理由の1つ。
超過勤務が頻発すると精神的にも体力的にもしんどくなるため転職理由として妥当ですが、伝え方によっては採用側に好印象を与えることができないため注意しましょう。
採用側が見ている点
医療現場は仕事の性質上職員1人1人の要望を叶えることが難しく、プライベートとの両立の難しさが目立ちます。
超過勤務が多い原因が、「職場の管理能力による問題なのか」「ある程度仕方がないレベルなのか」をしっかり把握することが重要です。
実際に採用側がこの退職理由で見ているポイントは以下の通り。
- 本人の求めている働きやすさと看護の現場における働きやすさが一致しているかどうか
- 超過勤務が多い原因をどう捉えているのか
転職理由の伝え方・例文
「超過勤務が慢性的に続くことで長期的なキャリアプランが望めないと判断した」といった点に重点を置きましょう。
また超過時間削減のために行った改善法がある場合は、それも併せて回答するとよりポジティブな印象を与えることが可能です。
「残業をしたくなかった」といったこと以外にも「体調を崩してしまった」といった回答も、それだけで終わらせてしまうとネガティブに受け取られます。
以下の回答例を参考にして転職理由を作成してください。
- 人員不足でないにもかかわらず慢性的に超過勤務が発生しており、十分なパフォーマンスが出せないと判断したいたから
- 超過勤務改善のために実際に○○を働きかけたが、達成することが困難だったため
- 不規則な生活で体調を崩して働けなくなってしまったから
- できるだけ残業をしたくないから
5位:通勤が困難なため
職場までの距離が長いと仕事へ向かうことの負担も増えるため、できるだけ通勤しやすい職場に転職したいと考える方も少なくないです。
しかしこの退職理由も伝え方によっては採用側に悪印象を与えてしまいかねません。
採用側が見ている点
「通えると思っていたのに実際働いてみたら難しかった」といった理由は、企業研究や情報収集を疎かにしていたと思われる可能性があります。
具体的に採用側が注目しているポイントは以下の通り。
- いつ・何故通勤が難しいと感じたのか
- 同じような理由で入社後に退社されてしまう可能性はないか
転職理由の伝え方・例文
ただ通勤が困難になったからだけではなく、何故そうなってしまったのか理由を明確に伝えると効果的です。
入社後に転勤などがあった場合は必ず付け加えるようにしましょう。
また転職後にその心配がないと思われる理由についても言及すると、より採用担当者への説得力が上がります。
- 家庭の都合による引越し等で通勤時間が伸び通うのが困難になってしまった。現在は家族からしばらく職場転勤がないと話を聞いているため長期的に働くことができる。
- 仕事を覚えて様々な業務にチャレンジできるようになった際、今まで以上に通勤時間の長さを負担に感じ自分の力を最大限発揮できなくなってしまったから。
- 実際働いてみたら通勤時間が長く働き続けるのが難しいと感じたから
6位:休暇が取れないため
看護師という職業の性質上、休暇の取りにくさもネックとなってしまっているようです。
特に病棟勤務の看護師の方は個人の希望がシフトに反映されにくく、休暇取得が難しいと言われています。
ワークライフバランスの確保はしたいところですが、こちらも伝え方には要注意です。
採用側が見ている点
「休暇が取れないから退職した」とダイレクトに伝えてしまうと、採用側からは「自分のことしか考えていないのでは?」とネガティブな印象を持たれかねません。
採用側がどんなポイントに注目しているのか事前に押さえておきましょう。
- シフトの調整に協力的な人かどうか
- 休暇はどのくらいの頻度でどの程度取りたいのか
転職理由の伝え方・例文
休暇が取れないことが原因だった場合でも、できるだけポジティブに転職理由を変換することが大切。
具体的には休暇を重視していた理由を「スキルアップの勉強のため」など、仕事に貢献できることに時間を割きたかったといった方向に持っていくと好印象です。
また”シフト調整等がある場合は協力する”といった姿勢を見せておくと、勤務姿勢を懸念する採用担当者へのカバーもできます。
- 今後長期的なキャリアを築いていくための勉強に時間が割けるよう、ワークライフバランスを重視したくて転職した
- 時間に追われるのではなく1人1人の患者さんと向き合えるような丁寧な看護がしたかったから
- 病院の管理能力が悪く休みが全く取れなかったから
- 希望する日には必ず休暇が欲しかったから
7位:夜勤の負担が大きいため
体力的にも精神的にも負担が大きくなる夜勤は、看護師として働く方の多くが経験していることでしょう。
夜勤に入ればそのぶん手当がつき年収アップは狙いやすいものの、後々負担の大きさを感じてしまい転職を考える方も多いようです。
採用側が見ている点
面接時に夜勤を背景とした転職理由を話す際は、自己中心的な印象を採用側に与えないよう意識するのが大切です。
ただ単に「夜勤が辛かった」「体調を崩してしまった」と伝えても、看護師であればある程度は仕方ないと思われてしまう可能性があります。
以下は採用担当者が退職理由で見ているポイントです。
- 精神面・体調面ともに不安定なところはないか
- 自分の都合だけで夜勤をしたくないと思っているのではないか
転職理由の伝え方・例文
夜勤は看護師という職業からは切り離すことが難しいため、ただ夜勤が嫌だという理由だけでは自分勝手・わがままという印象を持たれかねません。
夜勤を避けたいのではれば、「夜勤ができない何かしらの理由」「夜勤以上に日勤業務に魅力を感じている理由」を具体的に説明できるようにしましょう。
- より多くの患者さんとコミュニケーションが取れる日勤の業務を極めたいから
- 家庭の都合(育児・介護など)で夜間の勤務が難しいから
- できるだけ夜勤をしたくないから
- 以前夜勤のある職場で働いていて体調を崩して病んでしまったから
8位:責任の重さ・医療事故の不安があるため
人の命と隣り合わせの業務である以上、他の仕事に比べて看護師の仕事は責任が重い仕事であると言えます。
医療事故や重大ミスを心配するあまり、転職を考えてしまう方も少なくないようです。
採用側が見ている点
業務の性質上ある程度の不安は当然ですが、「本人の精神的な不安定さからくるものなのか」「前の職場の環境・体制によるものなのか」という点を採用側は見ています。
責任の重さから逃れられなくても看護師を続けていきたい場合、以下の採用側がチェックしているポイントを確認してください。
- ミスや事故を防ぐためにどんな努力・対策をしてきているのか
- 本人の精神力に問題がないか
- 責任感をどの程度持っているのか
転職理由の伝え方・例文
前の施設の環境が劣悪だった場合は悪口にならないようにその事実を伝え、「長期的なキャリアプランが見込めない」といった方向性に伝えるといいでしょう。
加えて改善のために起こした行動があれば添えるのもおすすめです。
本人の性格や精神面での不安定さが原因の場合は、ミスや事故を防ぐために日頃から意識している対策を具体的に説明できるようにしましょう。
- 前職では○○といった環境で医療事故の不安感が大きかった。貴施設のような整っている環境で長期的にキャリアを築くため、現在では普段から○○といった対策を行っている。
- ○○といった環境下では患者さんに十分な医療ケアを提供できないと感じ、職場環境の改善を申し出たが取り合ってもらえず長期的に働くことが不可能と思った
- 看護師という責任の重さに疲れてしまったため
- 不安や疲労がストレスとなり精神的に不安定になってしまったため
9位:本人の健康問題のため
精神的・肉体的にきつい仕事のため、健康状態に何らかの問題を抱えてしまう方も多いようです。
しかし看護師は体力勝負な面も強く、健康状態に問題があることだけを伝えてしまうと採用はなかなかされないでしょう。
以下で解説するポイントをしっかり押さえて面接時の参考にしてください。
採用側が見ている点
たとえ何かしら配慮が必要なハンデを抱えていたとしても、採用側は「この人を雇っても大丈夫か?」という点を見ています。
採用側が具体的に見ているポイントは以下。
- 過去に病気や怪我をしているが現在は問題なく生活できているのか
- 薬や治療で健康状態をコントロールできているのか
- 業務に支障がないのか
転職理由の伝え方・例文
怪我や病気を抱えて前職を退職した場合、業務上問題がないことやコントロールすべく努力している旨をアピールしましょう。
通常業務に支障がある方の場合は、好条件の人気施設などでは採用されづらいためまずは治療に専念することをおすすめします。
また後々働き始めて不便を感じることがないよう、決して健康状態を無理やり偽らないようにしてください。
正直に打ち明けたうえで採用してくれる施設は、入職後も理解を持ってくれる施設とも言えます。
- 以前大きな病気・怪我をしているがすでに完治しており、再発した場合に備えて○○といった自己管理・定期検診などを受けている
- 現在○○といった病気を抱えているが薬や治療でコントロールをしている。医師からも通常業務に差し支えないと判断をもらっている。
- 病気を抱えているため現在通院中で、もしかしたら今後も突然働けなくなるかもしれない
- (無理矢理偽って)病気・ハンデを抱えているが、コントロールできているので問題ない
10位:給与に不満があるため
他の職種にもよく見られる給与に関する不満が第10位にランクイン。
比較的他職種に比べて給与が高いというイメージもある看護師ですが、実際のところは激務の仕事の割りに合わないと感じる方が多いようです。
採用側が見ている点
給与を支払う側から見た際に重要なポイントとなるのは、「この人はどれだけのお金を払う価値があるのか」という点です。
もちろん採用側は様々な観点からかなりシビアに応募者の価値を査定します。
実際に注目している項目には以下のようなものがあるので、事前に押さえておきましょう。
- 前の職場のどのくらいの給与設定に不満があったのか
- 給与のどの部分に不満があったのか
- 給与が上がらなかった・減額になったのには本人に何かしらの原因があったからなのか
転職理由の伝え方・例文
前の職場における給与体系に不満があった場合は、正当な評価を求めて転職を決意したといったできるだけポジティブ旨を伝えてみましょう。
しかしこの退職理由は「前職の給与相場が妥当といえる人材」に当てはまらないことが前提なので、自分をよく客観視してください。
- スキルや実績を正しく評価してくれる職場で、より高い技術・知識を身につけて良質な医療提供ができるようになりたいと思ったから
- 前の職場の給料が低くて不満があったから
- 前職より年収が高かったから応募した
ランキング外:スキルアップのため
ランキング内には入っていないものの、何かしらのスキルアップを目指して転職を決意するという看護師の方も多くいます。
これらの理由を挙げる際は「どんなスキルに特化して実力を上げたいのか」、具体的に整理しておくことが大切です。
採用側が見ている点
採用側は前の職場を辞める必要性があったのかという点に重きを置いています。
”スキルアップのために職場を変える必要があったのか”、具体的に説明できるかが鍵となるでしょう。
面接を受ける際は以下の採用側が見ているポイントを意識してください。
- わざわざ職場を変える必然性があるのかどうか
- 具体的にどんなスキルアップを目指しているのか
- 新しい職場でスキルアップができると感じた理由や背景は何なのか
転職理由の伝え方・例文
スキルアップをしたいと思ったきっかけとともに、何故スキルアップの地にこの職場を選ぼうと思ったのかという背景部分まで明確にしておくことが大切。
また実際にどんなスキル・実績を身につけたいのかに加えて、それを達成するための努力も併せて説明するとより好感度が上がります。
- 高齢者の祖母を看護している際により高齢者の方のサポートに特化したスキルを身に付けたいと思った
- 独学で勉強している○○といった分野に加え幅広い業務を行える環境で知識を身につけ、将来的に○○といったキャリアプランをかなえたいため
- 色々な職場を経験すればスキルが上がると思ったから
ランキング外:教育体制が充実していないため
職場の教育体制に対して何かしらの不満を持っている場合も、転職を意識するきっかけとなるようです。
中には入社前は育成に力を入れていると聞いていたのに、実際に入ってみたら全く充実していなかった方もいるでしょう。
特に看護師としての経験に不安を抱えている若手の方は、こうした体制不十分を理由に新しい職場を探す傾向が強く見られます。
採用側が見ている点
教育体制の不十分を理由とする際、採用側が見ているポイントは以下の2つです。
- 入社前のリサーチ不足ではないのか
- 職場の教育制度ばかり頼るのではなく自分にできる自己学習にも取り組んでいたのか
転職理由の伝え方・例文
アピールしたいのは入社前の情報収集には真面目に取り組んでいたことと、自分自身でできる自己学習にも積極的に取り組んでいたことです。
たとえ事実であったとしても完全に職場の環境のせいにするのは逆効果。
自分でもできることは全て取り組んだ上で、これ以上の成果は見込めないと判断した旨を伝えましょう。
- 職場の教育体制が十分ではなかったため自己学習に積極的に取り組んだが、自分だけでできることには限界があると感じたため転職を決めた
- 教育体制が整っていると聞いて入社したのに全く指導をしてもらえなかったから
- 職場の教育体制だけを頼りにしようと思っているから
看護師の退職理由・転職理由を採用担当者へ伝える際のポイント
ここからは採用側に好印象を与えるため、転職理由を告げるポイントを紹介します。
同じ理由でも伝え方によって、相手にプラスの印象を与えることもマイナスの印象を与えることもできます。
重要なのは「この人を採用したい」と思ってもらうこと。
「どんなところに注意して転職理由を話せばいいのかわからない」という方必見です。
退職理由は嘘をつかず本音で
どんなに後ろ向きな理由であっても、嘘の退職理由を伝えてしまうのは絶対にNG。
たとえ面接でうまくやり過ごせたとしてもその後必ずバレるため、理想通りのキャリアを形成はできないでしょう。
せっかく選考を受けて入社したのにすぐに退職してしまっては、自分にとっても採用側にとってもメリットはありません。
採用側も何かしら訳があって転職活動をしていることは承知の上なので、自分のためにも嘘はつかず正直に転職理由を話しましょう。
退職理由はネガティブにしない
正直に伝えると言っても退職理由をネガティブなまま伝えるのはアウトです。
ネガティブな印象に直結する退職理由だったとしても、自分のキャリアアップのためなど少しでもポジティブに伝えることで採用側に好感を与えられます。
「退職理由は正直にポジティブに置き換えて話す」というように意識しましょう。
転職理由と志望動機に一貫性を持たせる
意外と忘れてしまいがちなのが、転職理由と志望動機の一貫性です。
この2つがかみ合っていないと「この人の転職活動の軸は何なのか?」「転職理由も志望動機も適当なのでは?」と採用側に懸念されかねません。
転職理由と志望動機が揃っていることは、採用側を納得させるための説得力にも繋がります。
応募書類作成前や面接前には「転職理由と志望動機に矛盾している部分がないか」、入念に振り返って確認しておきましょう。
転職理由に成長意欲を含ませる
たとえマイナスな原因による転職理由であったとしても、転職後のキャリアに対する成長意欲を含ませてモチベーションの高さをアピールすることが重要です。
より効果的に伝えるために、具体的な目標や心がけているポイントを併せて伝えるのもおすすめ。
ただし職場に成長させてほしいというニュアンスは、「即戦力に欠ける」「具体的な目標がなく信頼できない人材」と判断されかねないためNGです。
あくまで自分の努力で目標を達成したい意思をアピールしましょう。
看護師の退職理由・転職理由を現職場に伝える際のポイント
今度は現在の職場に対して転職する理由を伝える際に、気をつけておきたいポイントについて見ていきましょう。
職場になんて退職を伝えたらいいのかわからない方は、ぜひ参考にしてみてください。
最低でも退職する1か月前までに申告する
最低でも退職する日の1ヶ月前までに、現在の職場に退職の旨を伝えるのがベスト。
ただし法的拘束力はないものの職場によって就業規則が定められている場合もあるので、なるべく迷惑をかけないよう就業規則に沿った申告期日を守りましょう。
法律上では民法627条により退職の申告は退職予定日の14日前までに行えばいいものの、社会人のマナーとしてもできるだけ1ヶ月以上前に済ませておくのがおすすめです。
退職の動機は本心で伝えてOK
できるだけ揉め事を避けたいがために転職の動機を隠したいという気持ちもわかりますが、退職理由やその動機に関しては本音で伝えてしまっても大丈夫です。
むしろなぜ退職するに至ったのかを伝えてあげることで、経営側も今後の課題を見つめ直すきっかけになります。
もちろん最低限のマナーには気を使うべきですが、あえて本音を隠して嘘の動機を語る必要はありません。
退職理由を職場のせいにしすぎない
退職理由を素直に伝えていいとはいえ、何もかもを職場のせいにしすぎてしまうのはあまり賢明とは言えません。
目指すのは円満退職なので、職場のせいという旨が伝わりすぎないようポジティブに変換して伝えることを心がけましょう。
以下はネガティブな退職理由をポジティブに変換した一例です。
- 人間関係への不満→コミュニケーションの希薄さが自分の価値観と合わずより多くの人と関われる職場に行きたいと思ったから退職を決めた
- 残業・超過勤務が多い→残業の多さや超過勤務の多さから体調を崩しがちになり、自分の体を大事にしながら無理なく働ける職場へ移りたいと思ったから転職を決めた
- 休暇が少ない→家族との時間を増やしたい・スキルアップのために勉強したいことができたから休みが取りやすい職場で働きたいと思い転職を決めた
転職動機の作成に悩んだら転職エージェントがおすすめ
転職理由の作成がうまくいかない場合は、転職エージェントを利用するのもおすすめです。
転職エージェントではコンサルタントから直接転職支援に関するサポートを受けることができるので、転職に対して漠然とした不安を抱えている方にぴったり。
コンサルタントは企業ごとの特色や求める人物像も把握しているので、その情報をもとにした響きやすい転職理由の作成が可能です。
他にも”応募書類の作成サポート・面接対策・企業とのやり取り代行”といった、転職活動に必要なことを一貫してサポートしてもらえます。
看護師におすすめの転職エージェント3選
ここからは看護師の方におすすめな転職エージェントを紹介します。
ピックアップしたのは、どれも看護業界を専門的に扱う転職エージェントです。
転職エージェントの魅力を詳細に紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
看護roo!
(出典:看護roo!公式HP)
「看護roo!」は看護師人気No.1の転職エージェント。
面接の受け答え対策のほか実際の面接にも担当コンサルタントが同行してくれるサービスがあるため、転職理由の作成に悩む方へうってつけです。
もちろん履歴書や職務経歴書の書き方をサポートしてくれるサービスもあるので、書類選考が不安な方もあんしんしてください。
運営会社 | 株式会社クイック |
求人数 | 公開求人数:約59,300件 非公開求人:あり |
https://www.kango-roo.com/career/
レバウェル看護
(出典:レバウェル看護公式HP)
「レバウェル看護」は看護師向け転職エージェントの中でもトップクラスの求人数を誇ります。
掲載企業は全てコンサルタントが直接足を運んで、実際の職場の雰囲気・勤務環境・社風などを確認しているのも魅力です。
また退職した人数やどんな理由で辞めたのかまで把握しているので、転職理由作成の際に効果的なアドバイスがもらえます。
コンサルタントとの面談にはLINE・メールを使用することもできるので、仕事と並行しながら転職活動をしたい方にもぴったりです。
運営会社 | レバレジーズメディカルケア株式会社 |
求人数 | 公開求人数:約106,000件 非公開求人:あり |
https://kango-oshigoto.jp/
マイナビ看護師
(出典:マイナビ看護師公式HP)
「マイナビ看護師」は質の高いアドバイザーに定評があり、本人の特性や強みなどを生かしたぴったりの職場を紹介してもらえるとの声が多数存在。
また面接前にはこれまでの実績から割り出した病院別の質問想定シートや、担当面接官の人柄・人数などを事前に教えてもらえます。
マイナビ看護師でしか取り扱われていない独占求人を保有している点も魅力です。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
求人数 | 公開求人数:約53,000件 非公開求人:あり |
https://kango.mynavi.jp/
看護師の転職理由に関するQ&A
ここからは看護師の転職理由に関する疑問や不安などにわかりやすいQ&A形式でお答えしていきます。
今回ピックアップした項目は全部で5つ。
看護師の転職活動に関して気になるポイントをまとめてみたので、是非参考にしてください。
前職を新人のうちに早期退職した際の退職理由の伝え方は?
早期退職をした方が押さえておきたいのは、以下の2つのポイント。
- 早期退職理由の原因に対してどれだけ改善するための行動をとったのかを整理しておく
- 次の会社で長期的に働けると思う具体的な根拠は何か考えて就業意欲をアピール
早期退職は場合によっては「またすぐに辞めてしまうのでは?」「何か前の職場でトラブルを起こしたのでは?」と勘ぐられてしまいます。
しかし上記ポイントを踏まえて退職理由を作成することで、マイナスイメージをできる限り減らすことが可能です。
履歴書への看護師退職理由の書き方は?
履歴書には具体的に退職理由を述べる項目が設けられていることはほとんどないため、その場合は記入しなくても大丈夫です。
どうしても記入したい場合は、職歴欄で職歴を記入した下に”一身上の都合により退職”と記入すればOK。
詳しい退職理由については職務経歴書や面接時に口頭で説明すれば十分なので、無理に詳細を書こうとする必要はありません。
上司に引き留められて退職できない場合の対処法は?
強い引き留めにあってしまい退職の話がなかなか前に進まないという場合は、以下の対処法が有効です。
- 退職相談ではなくもうすでに決めたこととして退職の意思を伝える
- 相談している上司よりさらに上の立場の人間に話してみる
- 転職エージェントのサポートを利用してみる
転職エージェントでは円満退職に向けた具体的なアドバイスを提供してくれます。
「自力での退職が厳しい」「なんて伝えればいいかわからない」と感じている場合は、転職のプロからアドバイスをもらうのも1つの方法です。
奨学金が残っていても退職可能?
奨学金が残っていても退職ができないということは決してありません。
看護学生が利用する奨学金制度は学費を病院側が支援する代わりに、資格取得・学校卒業後にはその病院で一定期間勤務することが条件のことが多いためよく勘違いされがちです。
もちろん契約期間内での退職でも奨学金の返済は必須なため、病院の契約ごとに異なる以下のポイントを確認しましょう。
- 「働いていた分を差し引いた金額の支払い」か「全額の支払い」か
- 「分割支払い」か「一括支払い」か
- 納付が難しい場合に猶予期間が与えられるのか
また労働基準法により損害賠償を請求することは禁止されているので、期間内に辞めるからといって追加で違約金を支払う必要はないため安心してください。
転職活動はどれくらいの期間がかかる?
個人差はあるものの、一般的に転職活動にかかる期間は約3ヶ月程度と言われています。
以下は転職活動の工程にかかる日数を段階ごとに表したリストです。
- 情報収集・応募先企業の選定:約2週間
- 書類作成:約1週間
- 面接〜内定:約2ヶ月
- 引継ぎ・退職:約1ヶ月半〜2ヶ月半
自力で自分に合う企業や求人を探すのが厳しいという場合には、転職エージェントを利用して効率よく転職活動を進めることも可能です。
看護師の転職は退職・転職理由を工夫して面接を有利に進めよう!
面接官へ与える印象は転職・退職理由によって大きく左右されると言っても過言ではありません。
できるだけプラスなイメージを持ってもらうためにもネガティブな言葉や表現は避け、就業意欲や成長度をアピールして「この人を採用したい!」と思ってもらいましょう。
1人での転職活動や下準備に不安がある看護師の方は、プロから綿密なサポートを受けることのできる転職エージェントを利用するのもおすすめです。
【このサイトの運営者情報】
運営会社 | 株式会社hitocolor |
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設立 | 2016年4月12日 |
代表取締役 | 鈴木けんすけ |
本社所在地 | 〒105-0003 東京都港区西新橋2-39-8 鈴丸ビル7階 |
支社所在地 | 高知支社 〒781-5232 高知県香南市野市町西野2217-1 |
資本金 | 10,000,000円 |
事業内容 | 求人広告代理店事業 有料職業紹介事業 自社メディア・コンテンツ運営 |
許認可番号 | 【有料職業紹介事業許可番号】13-ユ-310482 【労働者派遣事業許可番号】派 13-314487 【プライバシーマーク登録番号】第21004576(01)号 |
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